欧州中央銀行(ECB)総裁 マリオ・ドラギ氏 ビットコインは投機的でハイリスク資産だが欧州銀行もビットコインでポジションを間もなく取る事が可能だろう

 2018年に入り仮想通貨に対して懐疑的な発言が多く出ていましたがここにきまして少しずつ風向きが変化しつつあります。欧州中央銀行総裁(ECB総裁)マリオ・ドラギ氏が今週行われた欧州議会の挨拶の中で仮想通貨の話題をだしました。彼はビットコインをはじめとする仮想通貨はボラティリティ(変動幅)が高くハイリスク資産だがアメリカのCMEでのビットコイン先物上場等昨今の事情を考えると、欧州銀行もビットコインのポジションを持つ事が可能だろうと発言しました。

“However, recent developments, such as the listing of Bitcoin futures contracts by US exchanges, could lead European banks too to hold positions in Bitcoin, and therefore we will certainly look at that.”

しかしながら米国証券取引所によるBitcoin先物の上場など、最近の動きを鑑みて欧州銀行もBitcoinでのポジションを所持する可能性がある為に、それら(仮想通貨)を確かに注視し続けています。

 昨年一年間は仮想通貨大躍進の年となりましたが今年に入り世界的規制と相次ぐ取引所のトラブル等で大きく値を下げる場面が多くなりました。しかし、大手金融機関やその他の大手機関は仮想通貨にはほとんど参入しておりませんでしたので大きく下げた今、参入するには悪くはないタイミングとなっております。
今年に入り株価も大きく調整してきました。資金の流れには必ず現象が伴います。株価や一連の資産の下落、換金売りした資金がビットコインに流れる可能性は否定できないのかもしれません。

 しかし、現在の仮想通貨の取引システムはビットコインとオルトコインがほぼ同じレートで取引される傾向が強いこと、オルトコインの寡占率がビットコインと比べて明らかに高い事等からマネーゲームの様相を呈しております。私は4月以降での規制でこのビットコインとオルトコインの固定レートを切り崩してくる可能性を考えておりますが今後も乱高下が続く相場になるかもしれません。

注意:
ビットコインとオルトコイン、若しくはイーサリアムとその他のオルトコインはビットコインやイーサリアムが単独で値上がったとしても機軸貨幣にペッグした形で価格が上がる傾向があります。一部のユーザーに独占されているオルトコインでは特にこの傾向が強くマネーゲームとしての特徴が垣間見れます。

Source: Reddit
Coin Daily
ECB President Says European Banks Could Soon Hold Bitcoin

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