私が市場から学んだことは一つ『市場には絶対逆らうな』

 私が2017年から一貫して述べていることは価格の決定は以下の3つの要因で見ていると伝えてきました。
それは「中央銀行」「基軸通貨」そして「税制」の3つです。
今回の新型肺炎ウィルスから端を発した暴落は結果的に「中央銀行」の一手を大きく動かす事となりました。今後大量の資金が市場に供給される事になるでしょう。

さて、ここで今回の暴落相場を読み解いていきます。
異変は週明けの2月25日から始まりました。中国で問題視されていた新型肺炎ウィルスの世界的な拡がりを受け未曽有の下げ相場を誘発する事となります。日経平均株価で話すならば何度か抵抗を見せましたがほぼ垂直に24000円台から16000円台まで下げる結果となっています。
多くの専門家は経済活動の停止に伴うキャッシュ不足からキャッシュ化の動きと見ていると言われていますが、私の感想は正常な市場が運営されていたならばこのような急落は招いてはいなかっただろうと思います。
言い換えますと溢れているマネーの行きつく先が主に株式やメタル、もしろん仮想通貨も含めて一部に過剰に流れていたと言えるでしょう。
それが故にリターンも高ければ換金も株やメタルといったものになってしまったという事です。
今の相場は柔軟性を失っており、逆の意味で今までは上昇圧力一辺倒により高くなりすぎていたということになると思います。

最後に今後はどの様になるのか
さらなる金融緩和の方向性は各国中央銀行の発表通りとなります。
つまり、インフレを横目で見ながら新しい資産形成へと舵を切っていくことになります。
その中で皆さんが一番に注意することはお金の行き先はすべてに回るのか、はたまた限られた個所になるのか。つまりお金が回らない部分には金融緩和の恩恵は無いという事です。

コメントを残す

最初のコメントを頂けますか?

avatar
2000