明けましておめでとうございます。
未曽有の危機と言われた2020年3月の相場から年が替わり新しい一年となりました。
昨年3月、皆が固唾をのんで市場を見守っておりましたが、新しい年となり昨年の3月時点でのキーワードがいかに重要であったか、ここを読んでおられる方は感じているのではないでしょうか。
昨年3月の時点でバブル相場の可能性と、そしてそれがBitcoinになる可能性もあると予測をしました。
では改めて3つのキーワードを思い出して今年はどういう事に注意するべきか見ていきましょう。
キーワードは「中央銀行」「基軸通貨」そして「税制」の3つでした。
では2021年は何を注目したら良いのでしょうか。答えは簡単です。それは昨年と同じ「中央銀行」「基軸通貨」そして「税制」の3つを私はあげたいと思います。
「中央銀行」に関しては昨年の新型肺炎に伴う経済の落ち込みを支える為に政府一丸となって金融緩和を行っております。金融緩和によって大手企業をはじめあらゆる企業と雇用が守られているのは周知の事実です。
この「中央銀行」に関して2021年は一点のみ注意しておけばよいでしょう。それは金融緩和の終着地点です。経済関連を中心に配信していらっしゃるYouTuberの中にも何人か言っておりますが、金利引き上げのタイミングがキーポイントとなります。中央銀行が金利を引き上げるタイミング、それこそが大きな転換点となるでしょう。
その様な事は起きるわけがないと考えている方、発想というものは常に柔軟にしておく事が肝心です。その様な事が起きる場合はどういう時か考えてみると良いでしょう。
次に「基軸通貨」の存在です。一昨年までは基軸通貨の話題はちらほらとありましたが昨年は新型肺炎の影響もありすっかり息をひそめた感じがいたします。しかし実際は新型肺炎の影響と保護貿易の影響で各国体力戦を強いられているのが現況です。この問題は表では大きく報道されませんが水面下では熾烈な基軸通貨争いが繰り広げられているとみて良いと思います。
最後に「税制」となりますがこちらの問題は先に出てきた2つと比べると動きは緩やかではないかと考えられます。一部の株や仮想通貨、不動産が値上がりする中、更に拍車をかける様な方向にもっていくとは考え辛いので、逆の方向つまり投資に対する増税に気を付ける事が必要となります。
私は実を言いますと新型肺炎の相場に対する影響は殆ど見ていません。相場に影響を与えるのは人間の意思決定であり新型肺炎自体は考える必要がないからです。新型肺炎の新薬を何処の医薬品メーカーが開発するのか予測することは私の投資スタイルには合いません。逆に中央銀行や大手企業がどの様な意思決定をくだすのか。それこそが重要であると考えます。
最後に昨年3月の記事を是非もう一度読み返してみてください。
今回の記事で価格に関しての予測はしておりません。しかしそこから見えるものがあると思います。
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