本日はBloombergの記事を取り上げます。
仮想通貨は一般的にリスクが高く投資には向いていないという意見をよく耳にします。変動幅が大きい(ボラティリティーが高い)、扱いが難しい、技術的に未知数な部分が多く確約できる将来性が無い等あげられます。
そんな中ブルームバーグの記事では株式投資等含めて市場全体としてボラティリティーの高い資産クラスは250程度の中で7つ程度であった事が述べられています。市場参加者としてはボラティリティーが低ければ低いほど自分の優位性を証明できないので厳しい一年と言えたでしょう。
ファンドマネージャーを始めとする運用者は指標を基準にして自分がどれだけのリターンを得たのか、これが成績となります。例えば日本の株式を投資先にしたファンドがありますと今年1年で動いた日経平均株価の割合に対して、自分が運用しているファンドのリターン(割合)が日経平均株価と比較してどうなのかという事が成績となります。指標より高い成績を収めますと当然ボーナスも高くなるという事になります。
本題に戻りますとファンドを運用するにあたり基準となる指標より高いパフォーマンスを上げるには市場の価格の変動は必須という事が分かると思います。簡単に説明しますと上がったり下がったりしてくれないと困るという事なのです。
そして結論として今年1年は高い変動があった資産が7つ程度(250分の7)であったと書かれています。
仮想通貨に対しての警鐘はよく耳にしますが、実は市場参加者は価格の変動を求めているのかもしれません。
Source: Bloomberg
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