ハイリスクを警戒し始める市場、今後の動きに注視

 Bloombergから2つの気になる記事をとりあげます。
アメリカ大手銀行バンク・オブ・アメリカの傘下メリルリンチは仮想通貨ビットコインを直接保有する金融商品「グレースケール・ビットコイン・インベストメント・トラスト(GBTC)」を販売していましたが、内部文書により顧客への売り込みと取引を控えるよう先月通達していたという事です。

 さて、これと同じくして2兆ドルを運用するモルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントが高利回り債、ジャンク債への投資配分をゼロにするという記事もでております。
こちらはリセッションを警戒して高いリスクの商品を扱わない決定を下しております。

 どちらもハイリスク商品に対して高い警戒をしている事が伺えます。
仮想通貨の暴騰劇から注目が逸れがちですが株式市場や債券市場も一方的な動きに警戒する必要がありそうです。

Source: Bloomberg
BofA、ビットコインファンドの売り込みと取引執行停止-内部文書
BofA Includes Bitcoin Trust in Broader Ban on Investments

モルガンS、リセッションのリスク上昇に備えジャンク債から完全撤退
Morgan Stanley Wealth Exits Junk Bonds, Warns on Recession Risk

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