ビットコインETFは規制当局のハードルを越えられるか


 Reutersから注目の記事を取り上げます。
”焦点:ビットコインETF、「規制当局の壁」越えられるか”というタイトルで始まるこの記事は、加熱する仮想通貨市場に呼応するように上場投資信託(以下 ETF)の申請が行われていますが米証券取引委員会(以下 SEC)のビットコインに対する懸念から計画の延期や却下が相次いでいるという内容です。

 昨年12月電撃的なデビューを果たしたビットコイン先物ですがETFとなりますと投資の裾野が広がるためにより高い安全性と安定性が求められます。
ビットコインは責任者が存在しない為にその全容を把握する事は難しく、また管理者に聞くこともできない為にSECの懸念は最もであると言えるでしょう。逆に考えますとこれまでの10年間がビットコインの信頼の軌跡と言えますのでETFの認可まではまだ当分の時間を要すると言えるのかもしれません。更に米国での金融規制当局のワーキンググループも動いていますので正式な規制・監視体制が整った後に答えがでるとの考え方もできます。

 ビットコイン先物は現物の授受を行わない、限月(期日)を定めて清算する仕組みですので基本的にビットコインの現物を所有している投資家やマイナー達に需要があります。これら先物商品を取引するトレーダーはビットコインに対してプロフェッショナルでありますので投資に対する自己責任は徹底して自覚している事と考えられます。
しかしETFとなりますと初心者も多く参入する事になりますのでSECの判断は妥当であると考えます。

 ビットコインの性質上現物を扱わないETFは本来必要なのかという話もあります。先物は確かに現物を扱う事がありませんが、先物商品は価格をヘッジする意味でも優位性があり価格を安定化させる為にもメリットが存在します。しかし上場投信の中には現物を所有せず先物を組み合わせることで利益を確保する仕組みの商品が存在します。
ETFのメリットも十分ありますが、ビットコインは自分のウォレットに置いて欲しいというのがビットコイン愛好家の考えではないでしょうか。
注意:ETFの中には現物投資のタイプもございます

Source: Reuters
焦点:ビットコインETF、「規制当局の壁」越えられるか

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