2月に入り仮想通貨や株式市場は調整を迎え市場に緊張が走りましたが、徐々に市場は落ち着きつつありこの調整で投資家や資産家がどの様なポジションをとっていたのか表になってきております。度々このサイトの記事でも取り上げましたがシリコンバレーの大物投資家のピーター・ティール氏が2017年末時点で、CBOE(シカゴ・オプション取引所)ボラティリティー指数(VIX)に連動するプットオプションを大量に保有していることが分かりました。プットオプションとは株価が値下がりする事で価格が上昇する証券で先物取引となります。非常にリスクが高い商品でもありますがここの記事でも繰り返し述べてきましたがバブルの危険性が指摘されていた状況を鑑みますとリスク対策として魅力的な取引であったといえるでしょう。
ピーター・ティール氏はビットコインに対し強気な姿勢であり新しいジェネレーション資産家とするならば、バークシャー・ハサウェイのチャールズ・マンガー氏は旧世代の資産家といえるでしょう。彼はバークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏と並んでよく耳にする一人ですがティール氏とは異なり仮想通過、ビットコインには懐疑的です。
マンガー氏はビットコインを「有害な毒」と表現している様に真っ向から非難しているのも特徴です。
そのバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイはアップル株を更に買います等財務体質の強い株価に集中して投資しております。
ボラティリティーの高騰を見越していたティール氏に対して今後の金利引き上げに体力のある企業を選ぶバークシャー・ハサウェイと両者の投資手法は異なるものの将来に対する見通しには鋭く切り込んで両者の投資スタイルをアピールしております。この新旧異なる富裕層が未来に何を見出していくのか。時代がどう動いていくのか天下分け目のステージは一般の人たちにも痛いほど理解できる形で表面化していく事でしょう。
Source:
Bloomberg
Peter Thiel Had $244 Million Bet on Volatility Jump at Year-End
ビットコインは「有害な毒」-資産家マンガー氏
USA today
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway buys Teva, more Apple and dumps IBM
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