麻生財務・金融担当相、仮想通貨ビットコインの取引に注視

 ロイターのニュースに麻生財務・金融担当相からのコメントが発表されました。

”仮想通貨ビットコインについて「十分に法定通貨のようになりうるか、信用・証明されていない」と指摘。取引規制を導入すべきか「もうしばらく様子を見たい」”

先日フランス財務省のG20サミットでの仮想通貨の規制に関する呼びかけがありましたが、これに対しての発言であると考えられます。今年4月以降、日本国内にて仮想通貨法が制定され仮想通貨業界は活況な一年となりました。しかしその過熱ぶりは想像を上回る形となっているため中国をはじめ厳しい規制強化の動きも加速しております。

 日本国内では大手企業が利益を順調に伸ばす中、個人消費に関しては今一つ伸び悩んでいるのが実情でした。それに対して仮想通貨は個人の投資が活発であるためその利益は個人消費に大きく繋がります。おそらく政府関係者も内部留保に傾倒する企業に対し個人消費を活況にするためには多少のリスクを冒してでも、各国が二の足を踏んでいる仮想通貨に対して大きく門戸を開く必要があると判断した可能性もあります。

 先日のフランス財務省の発言を見ますと、今回の仮想通貨の活況のきっかけを作った日本に対し遠回しに注視を促す格好となっています。

Source:Reuters
ビットコイン、十分に信用・証明されていない=麻生金融相

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