先日アメリカ スティーブン・ムニューチン財務長官による過渡なドル高に対するけん制の発言があり日本でも一時大きく円高に推移する事態が発生しました。『セントルイス連邦準備銀行のアレクサンダー・ベレンセン氏とファビアン・シェアー氏による論文「世界の仮想通貨事情」から』でも述べましたがアメリカは他国の通貨安政策において貿易赤字を増長させる事に懸念を抱いております。
しかし、この発言に対し
ドラギ総裁は25日フランクフルトで、最近のユーロ・ドルの動きは部分的に、ムニューシン長官の口先介入によるものだと指摘した。
現在、世界各国は通貨の発行量を拡大し景気を下支えしている現状があり利害の不一致が発生しております。荒れる国際事情の中でインフレ耐性のあるビットコインの位置づけが見直される日は来るのでしょうか。
仮想通貨市場の現状はビットコインやイーサリアム、リップル、そしてビットコインキャッシュ等の換金性の高い仮想通貨らオルトコインを投資するステージにあると言えるでしょう。また、一部ではマネーゲームと化しており世界から規制の声も上がっております。これらの状況から仮想通貨が対インフレ資産として見直されるにはまだまだ時間を要すると考えられるでしょう。
投資家が仮想通貨を自分の安全なウォレットに移動し使用するスタイルまでは時間を要すると思いますが、市場は仮想通貨トレードから使用目的へと推移していくかどうかが鍵となるでしょう。
Reuters:
ムニューチン次期米財務長官、ドル高「短期的にマイナス」
ドラギ総裁がムニューシン米財務長官に反撃、口先での世界為替戦争
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