世界経済フォーラム(WEF)でのジョージ・ソロス氏の発言


 スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)ですが、その中でジョージ・ソロス氏のビットコインに対する発言があった模様です。redditで話題のトピックをご紹介いたします。
ジョージ・ソロス氏を簡単に説明しますとはジム・ロジャーズ氏と共に著名なクォンタム・ファンドを1970年に設立した一人であり、そのファンドの高いパフォーマンスとその運用資産の規模で投資家の間では非常に有名な方です。
ジョージ・ソロス氏とジム・ロジャーズ氏はお互いの投資の考え方の差から現在では別々の道を辿っておられます。

 さて、ジョージ・ソロス氏ですがWEFの会見で「ビットコインは通貨ではない。通貨は価値の安定こそが重要であり、一日に25%も落ちる様なものは投機である。」と発言しております。
またビットコインで支払う事で賃金となりますが、「その賃金が25%も下がる可能性があり、それは投機のなにものでもない。」とも付け加えております。

 ビットコインは通貨であるのかという問いかけには通貨ではないと答えるのが的確であり正しい認識であるでしょう。しかもその価格の変動率からも貨幣として価値が安定していない為発言は最もであると考えられます。更にソロス氏はブロックチェーン技術は革新的だがビットコインを脱税の道具として利用したりする正と負の効果があるとしております。
価格においても指数曲線的に上昇しておりある時点で大幅に値下がる投機性があるにも関わらず高い位置で推移しているのはバブルであるとも発言しております。

ジョージ・ソロス氏の発言は至極真っ当であり冷静な分析をされていると思います。しかし、世界市場を見てみますと仮想通貨ほどではないにしましても不動産や株価は大きく値上がりしており、美術品に至るまで高騰しております。公人の身分上国益に反する発言は出来ないのが業界の鉄則です、バブルであるとするならば仮想通貨のみがバブルなのでしょうか。
仮想通貨への警鐘は、仮想通貨のみへの警鐘ではない可能性を十分理解しなければなりません。

Source: reddit

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